本当に本当の部分/手に負えない/中央フリーウェイ
2007年2月26日 日々手に負えないな、私も、彼も。
どうしてこうなっちゃうんだろう。
大事すぎて、手放したくなる。
溢れ出して止まらない、感情。
_____
金曜日。
私はとっても具合が悪く起きれないぐらいで。
本当にやばくてねぇ・・・。
前の日も会社の人全員「早く帰れ!」って言ってくれたりしてたんだけど。
で、金曜日は朝に熱もばーーってあがっちゃってたからお休みしたの。
ダリンもお休みだったから二人でのんびりして過ごしたりして。
でも。
自分の具合が悪いことより、ダリンのことより、自分がすごいでぶだってことより
彼に会いたい気持ちが大きかったので、会うことにした。
ご飯だけ食べよう。
顔だけ見よう。
使者もきてるし!脱げないカラダだし!
よし!上下色違いの下着で行こう!(笑)と臨戦態勢で
夜の街へ向かったのだった。
_____
23時に西●布で終わると言っていたけど、そんなにぴったり終わらんだろう、と思いのんびりお出かけ。
ダーリンは0時まで帰ってこない。
なんてタイミングなんだろう・・・。
23時前に電車に乗ってたら着信が!
「はやっ!」と思いつつ、「今電車ー。とりあえず渋谷向かうわー」とメール。
そしたら渋谷着くぐらいに「○○という店に入りました。着いたら連絡して!」と。
これはとても珍しい現象で。
らいおんくんがひとりでお店を決められるなんて!
そして入って私を待てるなんて!
なんかいつもとは違うなぁ、と思いつつ店へ向かう。
交差点でタクシーを降りて、お店の場所がわからないから電話しながら歩いてたら
サラリーマンになんぱされたりして(笑)
やっとの思いで到着。
やっぱりねぇ、私にはこの時間は必要なんだなって思った。
別にダーリンといるとだめってことでは全然なくて。
でも、やっぱりこの人に会うときには私はとてもかわいくなれるし、
彼が私を愛しそうに見るのを見るだけで、本当に自分が捨てたもんじゃないな、って思うの。
ってなんかうらぶれた主婦みたいね(苦笑)。
でも、そうなんだ。
下を向いて座ってたらいおんくんのところへ行き
「こんばんは」と声をかける。
ぱっと顔を上げた瞬間の顔といったら・・・・!
初恋か!
ハチ公か!
てなぐらいの。
「うわー!うれしい!」という笑顔。(やつはひねくれもんだが
笑顔はいいんだな、笑顔は)
外でお食事(しかもいいとこ)は久々だったからなんだか新鮮で。
思えば、私たちも長い年月知り合いだからなぁ・・・。
(会ったのは10回ぐらいだけど)
ビールを飲みながらお互いの近況報告。
彼は今仕事も落ち着いて、ゆっくり出来る時間ができてきたらしい。
そういう時間が出来ると真っ先に連絡をくれるのがうれしい。
そういう気持ちには応えていきたいなぁ。
で、相変わらず一人身で、相変わらず遊んでるひと(女優さん!)とごにょごにょしてるらしい。
「そういえば」
「ん?」
「君の彼はいい歌を歌うねー」
「ああ!対バンしたんだよね!どうだった?」
「いやぁ、なかなかのソングライティングの才能の持ち主だと思ったよ」
お前がいうな!えらそうに!(笑)
「あはは、ありがとう。いい歌歌うでしょ。
セッションもしたんだよねー」
「うん。」
いやー、不思議。
で、そこからなんだかこういう話に。
私は誰でもいいから誰かじゃないし、それはらいおんくんだからだし、
だから誰にでもこういう人なわけじゃなくて、
でも普通に考えたら「彼氏がいるのにこういうことする女」なんて
自分のカノジョにもしたくないよね、みたいなこと。
それをね、話したの。
そしたら意外にも、ヤツはわかってて。
でも、やっぱりわかってないとこはわかってなくて。
「別にさぁ、俺に言い訳とかしなくていいよ?」とか言っちゃってるわけ!
いや、そうじゃないんだけどさ!
「俺は今会ってる今の時間が全てだもん。
ハイネが誰と付き合ってるとかそういうの関係ない」
「そりゃ私もそうなんだけどさ・・・」
「あ、でも。」
「うん?」
「さすがに、一緒にいるところを見るのはちょっとやだなぁ。
ほら、前あったでしょ。あれはちょっとなー」
前に一緒に誕生日パーティーに出たことがあって。
その時見てたんだなぁ、やつは。
これってどゆこと?
やきもちなの?心苦しいの?自分がいたたまれないだけ?
(きっとそうだよね)
でもね。
それがそこの真ん中の部分が本当の気持ちなのかもしれないよ?
今回の一番のトピックはこの台詞でした。
「一緒にいるところをみるのはいやだ」
彼は素直だな。
_____
この日もいろんな話をしたなぁ。
彼が本を出した話とかね。
なんかね、昔に戻ったみたいだった。
私がらいおんくんのことを好きになっちゃってバランスおかしくなったり。
二人のタイミングや気持ちがずれて会わない時間が続いたり。
そういうのを経て、また新しいような、懐かしいような、あの頃の時間が戻った。
私は臆することなくいろんな話しをして。
また気分が良くなってひとりでどんどん飲んでしまって、さらには焼酎まで。
どうしてこの人と会うと飲んじゃうんだろう。
楽しくて楽しくて。
今しかないから。
続かないから。
楽しいんだろうなぁ・・・。
気がつけばあっという間に3時前ぐらい?(覚えてない)
私はこの間、ずーっとダリンにはメールしてたんだけど
メールはひとつも返ってきていなかった。
ダリンの精一杯の抵抗。反抗。
ごめんね、ダーリン。
嘘をついて。
嘘をついてまで何がしたいんだろう、私。
どうしたいんだろう、私。
手をつないで寒い寒い246へ出る。
「寒いよー!」
もう二人の脳に「家に帰る」なんて文字はなかった。
夏だったら、きっとまた歩きながらビール飲んで、路上に座って、
星を見ながら歩いたりできたのに。
この日はとっても風が強く寒くて。
離れたくなかった。
冬のせいだ。
「どうする?」
「どうしよう」
「うーむ。」
「決めて?」
「じゃあさ、とりあえず、渋 谷行こうか!●山町!(笑)」
「いいよー(くすくす)」
タクシーに乗り込む。
「すいません、渋 谷の道 玄坂・・・いや、やっぱり
○○お願いします」
「え?」
「俺全然飲んでないし、車取りに帰ってそこから出かけよう!」
楽しそうだなー、この人。
いいよ。付き合ってあげる。
_____
ここ最近のらいおんくんと私のブームは「非日常」。
いくら彼の家がきれーだからといっても、家は家。
彼は私と会うときはとことん非日常を求めたいらしい。
(つくづく貧乏性だよなー。楽しいことは全部つめこんじゃえ!というね。)
一旦彼の家に戻り、すぐに出発。
その時彼は、自分の本をくれた。
で、ドライブ開始。
私はてっきりそのへんをドライヴするだけかと思いきや・・・
はーい。
気がつけばまたもや!出ましたよ!ホテールですよ!
今回はまた別のホテルへ。
もうこの時点で時間は4時半ぐらい。もうアホかと。
しかも部屋は満室!(どんだけさかってんだよ!みんな!)
でも待ってたら空くっていうので、待つことに!(なんでだよ!)
でもねぇ、なんかそれすらも楽しくて。
寒いねーってくっついて待って。
ようやく空いた!と思ったら「あと8分で休憩タイムなので
待たれたほうがお得ですよ」と言われさらに待つ。
いーじゃんねぇ、8分ぐらい・・・。
で、部屋に入った時点でもう5時とかだったんじゃないかなぁ。
眠くて眠くて。
露天風呂つきのお部屋だったので、彼が入れてくれたんだけど
つかることなく、ベッドへ。
私は使者来訪中の身。そして上下色違いの身・・・・。
なのにーーーーーー。
だのにーーー。なーぜー?
えーん。しちゃったよう。
ごめんなさい、神様、もうしません。
いやー、でもね、すごかったわ。
なんと。
彼が猛スピードでいってしまった!
猛スピードで彼は、だよ!
やっべー!なんていいつつ楽しそう。
そしていつものごとく
「ハイネ、なんでそんなにきれいなの?
なんでいつ会っても完璧なんだろう・・・」としきりに褒める。
(そんなはずはないのですよ?でぶなのです。ほんとうに)
「ごめんな・・。帰らなきゃだったのに・・・。ごめん」
「なんであやまんの!謝るな」
「明日は午前中には帰ろうね」
「もういつ帰っても一緒だよ・・・」
などと会話をして、朝再びして(これまたものの数秒でいってしまっていた。何?なにもの?)
お風呂入って出発。
いっつも次の日は快晴。
そして、いつものこのプチトラベルのお楽しみは
帰りの中央フリーウェイ♪
「あ、ビール工場・・・競馬場」と思いながら走る走る。
昼間だけど。
この道はまるで滑走路
このままどっか行きたいね。
って思わず声に出して言ってしまったのを聞いていた彼は
そうだね
って。
優しいなぁ。
付き合ってないから優しいんだろうなぁ・・・。
彼にも言ったのよね。
「君は私にとことん甘い!甘すぎるよ!」ってね。
そしたら
「ツメが甘い」のほうと勘違いしてたみたいだけど(あほ)
本当に甘いなぁ、と思う。
そして、私も。
私もらいおんくんには甘いなぁ、と思う。
あんなやつなのに。
あんななのに。
一緒にいてあげたくなる。
でも、私はたいてい始発で帰るし、彼が寝てる間にぴゅーっと帰るのね。
最近、彼が家じゃなくて、とおいとおいところへ私を連れ去るのは
どうやらそれが理由らしい。
「明日ちゃんと起きなきゃだね。ひとりで帰れないもんね。」
「そうだよー。電車の駅もわかんないし。」
「駅は近くても車で行かなきゃいけないとこだよ。(にやにや)」
「じゃあ、お得意の始発で帰るのはできないねー」
「うん。あれさみしいんだよな、ホント」
電車で帰れない私は、車に乗せてもらい、帰宅。
環8が激混みだったので、M駅で降ろしてもらって、バイバイ。
らいおんくんはもっと一緒にいたそうだった。
でも、帰らなきゃね。
「ホントどうもありがとう。楽しかった」
「こちらこそ」
「本、ありがとね。読むね。」
「・・・・やっぱ、今日持って帰るのはやめない?
ていうか、やめたほうがいい、絶対に」
「なんでー?大丈夫だよー、かばんとか見られないし。」
じゃあ、ってドアを開けようとした瞬間、
「やっぱりだめ!今日はまずい!」
「え?」
「もう会えなくなったりしたくない」
クライマックス。
ずきーんときた。
胸がなった。
そうだね。
私の不注意だったりわざとだったり、
ささいなことであえなくなった人がたくさんいたんだよね。
彼は、こんなに危ういところを選んでいるから
それなりの覚悟は出来てるんだ。
うしないたくない。
全力で。
そう思ってくれてるのかもしれない、
と思えた。
「わかった。また今度ね。買ってもいいし。
ファンだと思われたらやだけど(余計)」
「買わなくていいよ。また今度、ね。」
「うん。じゃあ」
「じゃあね」
彼が車を動かさずにずっと見てたのはわかってたけど。
一度も振り返らずに、ホームへ向かった。
振り向いたら、負けのような気がした。
_____
途中の駅でダーリンに電話。
つとめて明るく。つとめて自然に。
いつもなら誰とどこにいるって言ってたんだけど、この日は言ってなかったのね。
で、いまさら言うのもなぁ、と思いそのまま家へ。
帰る頃、ちょうど出かける用意をしていたダーリン。
「ただいま」
いやになるぐらいのいいお天気。
私は朝まで飲んでたから眠いんだよ、という感じですぐに横になる。
会話はない。
数分後
「体は?」
「・・・・・もう大丈夫です。ごめんなさい。」
「別にいいんだけど」
ああ。怒っている(当たり前)
でも私はなんにも悪いことはしてません!と心に念じてつとめて普通に。
私はあんなに大事なあの子を失ってはいけない。
傷つけてはいけない。
たいせつなたいせつな、あの子。
らいおんくんじゃないけど。
私も、全力で守ろうと思った。
らいおんくんも。
ダーリンも。
そんなことできるわけないんだけどさ。
私は私を大切にする。
そのことだけは絶対に守る。
らいおんくんもダーリンも私の分身だから。
私が私を大切にすればするほど、彼らも大切に出来るのよ。
なーんて、ばかみたい。
戯言よね、戯言。
でもね、いつもいつも思う。
今はこれでいいんだってね。
らいおんくんだって、私と(誰かと)付き合おうなんてこれっぽちも思ってないわけだし。
私もらいおんくんが誰かと会ってても全然大丈夫。
おそろしいほどに、二人は「今ここにいる二人でいい。二人がいい」って
思っちゃってんだよね。ばかみたいにまじめに。
手に負えない。
ホント。
私はこれを「友情」ととらえるよ。
彼は親友だ。
一度も振り返らずに帰った私を見てきっと悲しかったよね。
でも、次の瞬間には忘れてしまう。
流れてゆく、なにもかも。
止まらない。
溢れて止まらない、感情。
また会う日まで。元気でね。
バイバイ。
_____
以上。
もうまたしばらく会えないな。
なんでこんななっちゃうんだろう。
どこにもいけない。
何にもならない。
この切なさのために、また会うのだろうか。
ばかみたい。
手に負えない。
どうしてこうなっちゃうんだろう。
大事すぎて、手放したくなる。
溢れ出して止まらない、感情。
_____
金曜日。
私はとっても具合が悪く起きれないぐらいで。
本当にやばくてねぇ・・・。
前の日も会社の人全員「早く帰れ!」って言ってくれたりしてたんだけど。
で、金曜日は朝に熱もばーーってあがっちゃってたからお休みしたの。
ダリンもお休みだったから二人でのんびりして過ごしたりして。
でも。
自分の具合が悪いことより、ダリンのことより、自分がすごいでぶだってことより
彼に会いたい気持ちが大きかったので、会うことにした。
ご飯だけ食べよう。
顔だけ見よう。
使者もきてるし!脱げないカラダだし!
よし!上下色違いの下着で行こう!(笑)と臨戦態勢で
夜の街へ向かったのだった。
_____
23時に西●布で終わると言っていたけど、そんなにぴったり終わらんだろう、と思いのんびりお出かけ。
ダーリンは0時まで帰ってこない。
なんてタイミングなんだろう・・・。
23時前に電車に乗ってたら着信が!
「はやっ!」と思いつつ、「今電車ー。とりあえず渋谷向かうわー」とメール。
そしたら渋谷着くぐらいに「○○という店に入りました。着いたら連絡して!」と。
これはとても珍しい現象で。
らいおんくんがひとりでお店を決められるなんて!
そして入って私を待てるなんて!
なんかいつもとは違うなぁ、と思いつつ店へ向かう。
交差点でタクシーを降りて、お店の場所がわからないから電話しながら歩いてたら
サラリーマンになんぱされたりして(笑)
やっとの思いで到着。
やっぱりねぇ、私にはこの時間は必要なんだなって思った。
別にダーリンといるとだめってことでは全然なくて。
でも、やっぱりこの人に会うときには私はとてもかわいくなれるし、
彼が私を愛しそうに見るのを見るだけで、本当に自分が捨てたもんじゃないな、って思うの。
ってなんかうらぶれた主婦みたいね(苦笑)。
でも、そうなんだ。
下を向いて座ってたらいおんくんのところへ行き
「こんばんは」と声をかける。
ぱっと顔を上げた瞬間の顔といったら・・・・!
初恋か!
ハチ公か!
てなぐらいの。
「うわー!うれしい!」という笑顔。(やつはひねくれもんだが
笑顔はいいんだな、笑顔は)
外でお食事(しかもいいとこ)は久々だったからなんだか新鮮で。
思えば、私たちも長い年月知り合いだからなぁ・・・。
(会ったのは10回ぐらいだけど)
ビールを飲みながらお互いの近況報告。
彼は今仕事も落ち着いて、ゆっくり出来る時間ができてきたらしい。
そういう時間が出来ると真っ先に連絡をくれるのがうれしい。
そういう気持ちには応えていきたいなぁ。
で、相変わらず一人身で、相変わらず遊んでるひと(女優さん!)とごにょごにょしてるらしい。
「そういえば」
「ん?」
「君の彼はいい歌を歌うねー」
「ああ!対バンしたんだよね!どうだった?」
「いやぁ、なかなかのソングライティングの才能の持ち主だと思ったよ」
お前がいうな!えらそうに!(笑)
「あはは、ありがとう。いい歌歌うでしょ。
セッションもしたんだよねー」
「うん。」
いやー、不思議。
で、そこからなんだかこういう話に。
私は誰でもいいから誰かじゃないし、それはらいおんくんだからだし、
だから誰にでもこういう人なわけじゃなくて、
でも普通に考えたら「彼氏がいるのにこういうことする女」なんて
自分のカノジョにもしたくないよね、みたいなこと。
それをね、話したの。
そしたら意外にも、ヤツはわかってて。
でも、やっぱりわかってないとこはわかってなくて。
「別にさぁ、俺に言い訳とかしなくていいよ?」とか言っちゃってるわけ!
いや、そうじゃないんだけどさ!
「俺は今会ってる今の時間が全てだもん。
ハイネが誰と付き合ってるとかそういうの関係ない」
「そりゃ私もそうなんだけどさ・・・」
「あ、でも。」
「うん?」
「さすがに、一緒にいるところを見るのはちょっとやだなぁ。
ほら、前あったでしょ。あれはちょっとなー」
前に一緒に誕生日パーティーに出たことがあって。
その時見てたんだなぁ、やつは。
これってどゆこと?
やきもちなの?心苦しいの?自分がいたたまれないだけ?
(きっとそうだよね)
でもね。
それがそこの真ん中の部分が本当の気持ちなのかもしれないよ?
今回の一番のトピックはこの台詞でした。
「一緒にいるところをみるのはいやだ」
彼は素直だな。
_____
この日もいろんな話をしたなぁ。
彼が本を出した話とかね。
なんかね、昔に戻ったみたいだった。
私がらいおんくんのことを好きになっちゃってバランスおかしくなったり。
二人のタイミングや気持ちがずれて会わない時間が続いたり。
そういうのを経て、また新しいような、懐かしいような、あの頃の時間が戻った。
私は臆することなくいろんな話しをして。
また気分が良くなってひとりでどんどん飲んでしまって、さらには焼酎まで。
どうしてこの人と会うと飲んじゃうんだろう。
楽しくて楽しくて。
今しかないから。
続かないから。
楽しいんだろうなぁ・・・。
気がつけばあっという間に3時前ぐらい?(覚えてない)
私はこの間、ずーっとダリンにはメールしてたんだけど
メールはひとつも返ってきていなかった。
ダリンの精一杯の抵抗。反抗。
ごめんね、ダーリン。
嘘をついて。
嘘をついてまで何がしたいんだろう、私。
どうしたいんだろう、私。
手をつないで寒い寒い246へ出る。
「寒いよー!」
もう二人の脳に「家に帰る」なんて文字はなかった。
夏だったら、きっとまた歩きながらビール飲んで、路上に座って、
星を見ながら歩いたりできたのに。
この日はとっても風が強く寒くて。
離れたくなかった。
冬のせいだ。
「どうする?」
「どうしよう」
「うーむ。」
「決めて?」
「じゃあさ、とりあえず、渋 谷行こうか!●山町!(笑)」
「いいよー(くすくす)」
タクシーに乗り込む。
「すいません、渋 谷の道 玄坂・・・いや、やっぱり
○○お願いします」
「え?」
「俺全然飲んでないし、車取りに帰ってそこから出かけよう!」
楽しそうだなー、この人。
いいよ。付き合ってあげる。
_____
ここ最近のらいおんくんと私のブームは「非日常」。
いくら彼の家がきれーだからといっても、家は家。
彼は私と会うときはとことん非日常を求めたいらしい。
(つくづく貧乏性だよなー。楽しいことは全部つめこんじゃえ!というね。)
一旦彼の家に戻り、すぐに出発。
その時彼は、自分の本をくれた。
で、ドライブ開始。
私はてっきりそのへんをドライヴするだけかと思いきや・・・
はーい。
気がつけばまたもや!出ましたよ!ホテールですよ!
今回はまた別のホテルへ。
もうこの時点で時間は4時半ぐらい。もうアホかと。
しかも部屋は満室!(どんだけさかってんだよ!みんな!)
でも待ってたら空くっていうので、待つことに!(なんでだよ!)
でもねぇ、なんかそれすらも楽しくて。
寒いねーってくっついて待って。
ようやく空いた!と思ったら「あと8分で休憩タイムなので
待たれたほうがお得ですよ」と言われさらに待つ。
いーじゃんねぇ、8分ぐらい・・・。
で、部屋に入った時点でもう5時とかだったんじゃないかなぁ。
眠くて眠くて。
露天風呂つきのお部屋だったので、彼が入れてくれたんだけど
つかることなく、ベッドへ。
私は使者来訪中の身。そして上下色違いの身・・・・。
なのにーーーーーー。
だのにーーー。なーぜー?
えーん。しちゃったよう。
ごめんなさい、神様、もうしません。
いやー、でもね、すごかったわ。
なんと。
彼が猛スピードでいってしまった!
猛スピードで彼は、だよ!
やっべー!なんていいつつ楽しそう。
そしていつものごとく
「ハイネ、なんでそんなにきれいなの?
なんでいつ会っても完璧なんだろう・・・」としきりに褒める。
(そんなはずはないのですよ?でぶなのです。ほんとうに)
「ごめんな・・。帰らなきゃだったのに・・・。ごめん」
「なんであやまんの!謝るな」
「明日は午前中には帰ろうね」
「もういつ帰っても一緒だよ・・・」
などと会話をして、朝再びして(これまたものの数秒でいってしまっていた。何?なにもの?)
お風呂入って出発。
いっつも次の日は快晴。
そして、いつものこのプチトラベルのお楽しみは
帰りの中央フリーウェイ♪
「あ、ビール工場・・・競馬場」と思いながら走る走る。
昼間だけど。
この道はまるで滑走路
このままどっか行きたいね。
って思わず声に出して言ってしまったのを聞いていた彼は
そうだね
って。
優しいなぁ。
付き合ってないから優しいんだろうなぁ・・・。
彼にも言ったのよね。
「君は私にとことん甘い!甘すぎるよ!」ってね。
そしたら
「ツメが甘い」のほうと勘違いしてたみたいだけど(あほ)
本当に甘いなぁ、と思う。
そして、私も。
私もらいおんくんには甘いなぁ、と思う。
あんなやつなのに。
あんななのに。
一緒にいてあげたくなる。
でも、私はたいてい始発で帰るし、彼が寝てる間にぴゅーっと帰るのね。
最近、彼が家じゃなくて、とおいとおいところへ私を連れ去るのは
どうやらそれが理由らしい。
「明日ちゃんと起きなきゃだね。ひとりで帰れないもんね。」
「そうだよー。電車の駅もわかんないし。」
「駅は近くても車で行かなきゃいけないとこだよ。(にやにや)」
「じゃあ、お得意の始発で帰るのはできないねー」
「うん。あれさみしいんだよな、ホント」
電車で帰れない私は、車に乗せてもらい、帰宅。
環8が激混みだったので、M駅で降ろしてもらって、バイバイ。
らいおんくんはもっと一緒にいたそうだった。
でも、帰らなきゃね。
「ホントどうもありがとう。楽しかった」
「こちらこそ」
「本、ありがとね。読むね。」
「・・・・やっぱ、今日持って帰るのはやめない?
ていうか、やめたほうがいい、絶対に」
「なんでー?大丈夫だよー、かばんとか見られないし。」
じゃあ、ってドアを開けようとした瞬間、
「やっぱりだめ!今日はまずい!」
「え?」
「もう会えなくなったりしたくない」
クライマックス。
ずきーんときた。
胸がなった。
そうだね。
私の不注意だったりわざとだったり、
ささいなことであえなくなった人がたくさんいたんだよね。
彼は、こんなに危ういところを選んでいるから
それなりの覚悟は出来てるんだ。
うしないたくない。
全力で。
そう思ってくれてるのかもしれない、
と思えた。
「わかった。また今度ね。買ってもいいし。
ファンだと思われたらやだけど(余計)」
「買わなくていいよ。また今度、ね。」
「うん。じゃあ」
「じゃあね」
彼が車を動かさずにずっと見てたのはわかってたけど。
一度も振り返らずに、ホームへ向かった。
振り向いたら、負けのような気がした。
_____
途中の駅でダーリンに電話。
つとめて明るく。つとめて自然に。
いつもなら誰とどこにいるって言ってたんだけど、この日は言ってなかったのね。
で、いまさら言うのもなぁ、と思いそのまま家へ。
帰る頃、ちょうど出かける用意をしていたダーリン。
「ただいま」
いやになるぐらいのいいお天気。
私は朝まで飲んでたから眠いんだよ、という感じですぐに横になる。
会話はない。
数分後
「体は?」
「・・・・・もう大丈夫です。ごめんなさい。」
「別にいいんだけど」
ああ。怒っている(当たり前)
でも私はなんにも悪いことはしてません!と心に念じてつとめて普通に。
私はあんなに大事なあの子を失ってはいけない。
傷つけてはいけない。
たいせつなたいせつな、あの子。
らいおんくんじゃないけど。
私も、全力で守ろうと思った。
らいおんくんも。
ダーリンも。
そんなことできるわけないんだけどさ。
私は私を大切にする。
そのことだけは絶対に守る。
らいおんくんもダーリンも私の分身だから。
私が私を大切にすればするほど、彼らも大切に出来るのよ。
なーんて、ばかみたい。
戯言よね、戯言。
でもね、いつもいつも思う。
今はこれでいいんだってね。
らいおんくんだって、私と(誰かと)付き合おうなんてこれっぽちも思ってないわけだし。
私もらいおんくんが誰かと会ってても全然大丈夫。
おそろしいほどに、二人は「今ここにいる二人でいい。二人がいい」って
思っちゃってんだよね。ばかみたいにまじめに。
手に負えない。
ホント。
私はこれを「友情」ととらえるよ。
彼は親友だ。
一度も振り返らずに帰った私を見てきっと悲しかったよね。
でも、次の瞬間には忘れてしまう。
流れてゆく、なにもかも。
止まらない。
溢れて止まらない、感情。
また会う日まで。元気でね。
バイバイ。
_____
以上。
もうまたしばらく会えないな。
なんでこんななっちゃうんだろう。
どこにもいけない。
何にもならない。
この切なさのために、また会うのだろうか。
ばかみたい。
手に負えない。
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